おおたfabの日常
おおたfabのある日曜日の様子です。
おおたfabとメンバーさん
おおたfabには今50名程のメンバーさんがいます。
だいたい1年前に今の場所に引越してきまして、場所の大きさが以前に比べ3倍近くになりメンバーさんも3倍ならいいのですけど、実際にはだいぶ増えましたけど、まだ2倍まで届いていません。でもかなり増えたよ~。
やっぱり駅近 広いは大事だね。うん
もともとFabLabなんで、何かを作るメンバーさんが多いですね。
レーザーカッタ使っていろんなものつくってらっしゃる。
会社を作って生業にしている方もいますし、副業みたいにお小遣い稼ぎしている方もいらっしゃいます。
難しく考えないで、まずはやってみよう!
あれこれ考えていても進みません。
1人で考えていては簡単に壁にぶつかるし、壁を乗り越えるにはかなりの労力がいります。
人に聞いて解決出来ることは聞いた方がいいです。
おかげさまでおおたfabのメンバーさんは、初めての方・素人の方にやさしいです。
メンバーさんの多くが初めて機械を使ったとき親切に在籍メンバーさんから教わった事を覚えているからだと私は思ってます。
運営者としてありがたく思ってます。
おおたfabにあるもの
アクセス解析見たら、アクセスしてくれた人がありました。
ありがとうございます。
おおたfabにはレーザカッタ・UVプリンタ・机なんぞがある。
形のあるものはHPでも見て調べてちょうだい。
所詮 物は物 あればあったに越したことはないがそれ以上でもそれ以下でもない。
都内にもおおたfabより充実しているところはいくつかある。
Fab施設では、それこそ赤坂や秋葉には、オシャレかつ設備が充実している施設がある。
コワークなんかもWeWorkなどからそれこそオシャレで使いやすそうなところは山ほどありまっせ。
ぞれじゃ、運営がほぼ個人レベルのコワークやFabに何があるかってば運営者の個性だよ。視点を変えれば、エゴ エゴでは誤解されそうだらか自我とでも書くか。
よくも悪くもその運営者または団体が、持っている色が出てくる。
チェーン店のファーストフード店には、そこそこだが驚くほどおいしいものやこれお金とって売るの?的ものはまずないでしょ。仮に間違ってあってもすぐ消える。経済的理由からね。
でもさ、個人営業では時々トンデモ物に出くわす。
よくも悪くも規格外の物に出くわすことがある。それが醍醐味だよね。
コワークやFabも同じ。
じゃおおたfabになにがあるといえばなんだろね。変化する場所?
確かにレイアウトはちょこちょこ変わる。
けっして行き当たりばったりとかお金が無くて設備が買えないからじゃない!
最初から変化する場所って考えてたんだよ(と強がってみる)
実際のところおおたfabに来るメンバーさんの使い方が変化してきて、それに合わせて場所も変わってきている。
メンバーさんが何かを生み出そうとする雰囲気が最近どんどん強くなりそのスピードも加速してきたように運営スタッフである私は感じてます。
FabLabを始めた最初の頃 自分で楽しむだけだった物が、洗練され他人も楽しめるような物に変化しています。
作る過程で工夫した点をメンバーさんどうしでキンドル本に書いて出版し結果学んだことをメンバー同士で共有して参考にしたりして、単純に作るだけの世界ではなくなりつつあります。
コミュニティが、作ったものを見せ合ったり自慢したりする場所から次に何を工夫してより良い物にするか話あう場にメンバーさんがしてくれました。
スタッフとしてたいへん感謝しております。
その流れの中で、たぶん商品化できるだろうなと思われるネタもかなり出てきています。
おおたfabには、メンバーさんが作った”やってみよう。試してみよう”という世界があると私は思ってます。
おおたfabでやってる事・やろうと思ってる事
おおたfabのメンバーが、コワークしか使わない人も含めると50名を超えてきた。
100名超えてもまだそこそこスペース的には余裕があると思うんだよ。
特に平日。待ってま~す。
ただねコワークスペースとしてはおおたfabはユーザーさんに訴える力がないらしい。利用者数は低調である。
メンバーの80%以上は、fabスペースとして使っている。
fab施設として有名どころである秋葉のDMMや赤坂のTechShopとは、面積・設備は比較にならないけれども東京23区内のfab施設としては大きいほうのようだ。調べた事ないから正確ではないけどね。それなりにはゆったりしている方だと思う。
ついでにfabとしての設備を含めてもおおたfabの設備投資額はどうも少ないようだ。当事者から見てもオシャレで都会的とは言い難い。蒲田にマッチして庶民的ではあると思う。
都会的で、オシャレな空間はよそに任せるととして、(オシャレなオフィスビルはコスト的に無理 蒲田にメードさん?んーん変だ。)
おおたfabとして今やろうとしていることは、メンバーさんが居て気楽で楽しい空間を提供すること。気楽も楽しいも人によって違うからね。万人向けにはできない。ましてやどこからも支援を受けていないので資金は恐ろしく少ない中での実現は・・・
社長がんばってくれ!
資金的にも厳しいなかで継続して運営していくつもりなので,とにかく経費を絞らざるおえない。
設備は中古や貰い物ですませることが出来なくもないが、(そりゃ機械は新品のが使いやすいし、オシャレなデザイン家具はインスタ映えする)運営は完全に機械に置きかえることはできない。でも人を雇うとコストがかかる。
かかれば利用料金に反映するしかない。
だからIoTにも取り組んで今まで人力でやっていた部分で機械に置き換え可能な仕事は置き換える必要あるんだよ。うちには。それもお金ないから自助努力が求められ、ない頭を絞らないと進まない。
なんたって日本は人件費が一番高い。運営側にとって間違いなく機械を使うほうが安い。機械は深夜労働させてもOKだし健康保険や厚生年金の会社負担もない。そして今のところはロボット保護法はない。
ロボット保護法が発効されるとロボットは売買不可能になるんかい?知りたいなぁ。
ルンバ君は売買価格はほぼ8万円 給料20万の人の法定福利費の会社負担分の2~3か月分である。法定福利費会社負担分だからね!それのたった3か月分だ。人は3か月だとまだ教育期間中。ルンバ君はもう教育済み。助かるわ~
ルンバ 今日もキリキリ働け!
働けばオマエの掃除や整備はしてやらんこともないぞ。
ついでに充電もしといてやる。
ルンバ君 おかげさまで人様の仕事が毎日約1時間減る。おおたfabはほぼ休業日がないので月30時間だ。君を使って人の業務を減らしても誰も文句を言ってこなのだよ。日本では人は余っていないから君は貴重だ。
ただで人を使ってはいけないと法律で決まっているのだ。
今のところロボットは売買でき使用できる。ロボット保護法が成立するまでは、その権利を十二分に生かさせてくれ。
話はそれるが単純な機械を使える作業を人に従事させることは、罪悪かもしれないと最近は思う。人にしか今のところ出来ないそうもない作業を人に経験させないで人を使うことは罪悪だ。特に若い人にはさ。アトムがいる世界ではロボットすら守られている。アトムはオイラの脳内では50年以上前にあったはずだ。
結局のところ、おおたfabでは機械が出来ることは置き換え、発生した余力を人にしかできないサービスに時間を投入し人の能力を高めていかないと、生き延びかつメンバーさんに楽しんでもらうことができない。楽しんでもらえることは限定されているけれどね。
人がやった方がよい仕事・作業については意見が分かれると思う。それを理解するためにも『IoT実用化研究会』で、実際にIoT機器を使わないとね。IoTが溢れている社会を想像するためには、使ってみないとさ。
わからなくても体験してみないともっとわからないと思う。少しでも理解したいので協力してくれる会社さんやメンバーさんと日々試してみています。
IoT機器は5~6年前からすると格段に安く種類も増えているのですが、全部買うこと出来ないので、おおたfabに機器を置いてくださる会社さんやおおたfabのメンバーさんに協力してもらって使用テストやってます。
おおたfabのメンバーさんといっしょに作っている機器もあります。そのうち実用テスト始めたらたらご紹介します。
余談なんですが、協力って便利な言葉だよね。
あまり使いたくないのだが、無い袖は振れぬ。
メンバーさんありがとね!
ルンバ君は文句を言わず掃除してろ。故障なんかすんじゃない。
おおたfabに来る人はどんな人?
おおたfabにはどんな人が来ているかと言えば、男性が多い。年齢層は小学生から70歳を超える方まで幅広いけれども、全体の女性比率は20%ぐらいでしょうか。圧倒的に低い。手芸とかレザー・レジン工作では、女性の製作者はかなりいるはずだけど、機械を使うとなると興味を持たれる方がガタ落ち。う~ん覚えるのがめんどくさいのかな。fabは電子工作やプログラミングをやるというイメージがあるから?
その手のイベントやワークショップもやっているけれども、レジンでちょっとした物作ったり、レーザカッタでチャームなんかも作るので、面白い物もあるはず。と思うのだけれどもどうすれば女性受けするかなぁ。ジジイには難しすぎる。
現状では模型も含めて作るって作業が女性受けしない。今後ますます作れなくても生活に困ることのない世界になっていくので、出来なくても全く生活に困ることはないのだけれども、
デジタル工作機を使うとものによっては10年以上修行した職人以上の出来栄えの物が、素人に毛が生えてたぐらいの人でもできるんだよね。
けっこう新鮮な体験なんだけどなぁ。
上の写真は、素人が集まってラズパイを勉強している写真
講師が教えるだけでなく、やりたい人(有志)がある勉強会もあります。
今さら恥ずかしくて聞けないなんてことはない!みんなで分かっていることは教える。が大事なんですね。
なにかを作りたくて来ている人たちなんで、メンバーの方熱心です。
写真はおおたfabに来ている子供と卓球してる風景
ロボット作ってついでに卓球!!
Fabとは何ぞや?
「Fab」とは「fabrication」製造、組み立てという意味で、半導体製造工場ことだと以前は思っていたのである。
もう5年ぐらい前になったが、数社で3Dプリンタを共同開発する話が持ち上がりその過程でオープンソースを使う流れになり、そこからfabそしてFabLabを知り「fabrication」と「Fabulous」をかけた世界があることを知った。工業的意味では、”すばらしい”とは思わないけど”おもしろい”と当時思ったですね。また3Dプリンタ開発の経緯から外部に向かって開かれた開発チームのスピードの速さはクローズでの開発しか携わってこなかった自分はほんと恐ろしく速く感じた。で、たいへん感動いたしまして、こりゃ自分の関わった開発だけではもったいない。これはほぼどんな開発の場面でも生かせるに違いないと思ったことが自分でFabLabを開くきっかけになったんだな。
調べてみるとFabにはいろいろな意味があるらしいが、大雑把にとらえると”作る”にほぼ関連する言葉のようである。
確かに何かを作る場ではある。私が運営にかかわっている「おおたfab」は・・・
そして[おおたfab」は、”国際的な共通認識として、ファブラボの名称を利用するための条件”を満たした施設として、ご覧の通りfablabs.ioの地図に登録されておる。
FabLab○○とは名乗っていないが、ちゃんとしたFabLabなんであるよ。諸君怖くないから安心して欲しい。けっしてぼったくり施設ではない。それどころか古参のおおたfabメンバーさんからは、運営大丈夫か(主に金銭的な意味で)と心配される始末である。まぁ自分も心配ではあるが、とりあえず今年は無事にのりきれそうではあるな。たぶんきっと来年も努力次第では無事であると思っている。ただし「おおたfab」を構成しているメンバーさんの協力は必須条件だ。みなさん来年も協力よろしくお願いします。
初めまして
FabLabとコワーキングスペースの【おおたFab】の運営を行っているメンバーの1人です。
まさか50を超えてから転業し起業する事になるとは、若い時まったく考えていなかったオッサンです。Fabもコワークも若そうな人がほとんどで、もともとは地方で町工場やっていて、50歳超えてから東京に出てきてこの業界で起業した人ってどうも少数派のようです。
今のFabやコワークといわれる施設の現状や私が長年生活して来た零細企業(基本大手の下請け)がどんなものなのかボチボチ書いていこうと思っとります。
よろしくお願いします。