Fabってさ

元町工場運営のオッサンがFabとコワーク運営すると・・・

コワークの経営というかそのちょっと裏側③ 何事もやってわかることがる

 コワークをなぜ今のところで始めたか。

梅屋敷で3Dプリンタを開発しつつ、

その設備を多くの人に使ってもらうことによってより

イデアが膨らむのではないかと思いファブラボを始めました。

 

そのころ2機種目の3Dプリンタも開発し始めており

販売してみてわかったことがありました。

開発するのは難しいが

売るのはもっと難しい。

 

世の中いいものを適正な値段で作れば売れる

という時代はとっくに終わっていました。

製造の世界に長く住んでいた私は、

いいのもを作れば売れるという幻想を持っていました。

それは便利なものや十分に機能を果たせば評価されると思ってました。

しかしそれは最低条件でしかないという事柄を、

肌感で理解できていなかったのですね。

 

多くの人の希望をぶち壊すようで申し訳ないが、

製品 特に工業的なものは、

自分でやってみたので

ほぼ間違いなく採算が合わないことがわかってます。

絶対にとは言いませんが、新規に始めた場合

個人では限りなく利益を出すまで持っていける確率は

0に近い数字だと考えています。

 

イデアや売り方次第かもしれませんが、

個人であれば成功するまでに

お金的にも体力的精神的に擦り切れてしまう可能性が高いです。

 

でもやってみたい。

自分の商品ってロマンありますよね。

やってみたい人はかなりいるように思います。

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   写真はスマイルリンク(株)で発売した2機種目の3Dプリンタ

 

fabでも人は集まるのですが、

作る立場の人が多く

売るや多くの人に知ってもらう 

ということは専門外の人が多かったので、

もっと多方面の人に集まってもらいたくて

コワーキングを始めることにしました。

 

そして製造に限定にならないよう

交流会や起業・副業の勉強会を行っています。

 

また起業や副業を始めるにあたり

出来るだけ少ない資金で始めれる方法を

勉強会で経験者の話を聞き参考にしながら

自分の方法を探れる場所になればよいですね。

 

起業したり製品を作ることに人生を掛けなくて済むよう

工夫すればリスクが減り

気軽にとは言いませんが、負担が減ればいいなと思い

おおたfabを運営しております。

 

おかげさまで少しづつ商品を作ってみたい人も増え

様々な知見が会員さんの中にもおおたfabにも溜まってきました。

もっと人が増え知見が増せば

起業のリスクを減らせるはずです。

 

しかしこの先どうなるかはほとんど先例が無いので

よくわかりません。

コワーキングを運営してみれば先が見えるかと思い始めました。

やってみなければ本当のことは分からないようです。

自分で始めたことは、

やらされたことよりストレスが少ないので

いいですよ。

 

どうすればリスクを減らせるか

運営しながら今も探ってます。